台湾・台北の北投温泉の歴史を学べる北投温泉博物館

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MRT新北投駅から徒歩10分ほど。北投公園内に位置する温泉博物館は、長い歴史を誇る北投の温泉文化に触れられるスポットです。2011年のミシュランガイドで北投市街は三ツ星を獲得しました。そんな風情ある街を発展させてきた、温泉と人との関わりを知ることができます。和洋の混じった建築様式や、建設当時の賑わいを感じさせる施設内の造りをじっくり見学しましょう。ライトアップされた夜の姿も美しいですよ。

台湾・台北の北投温泉博物館

温泉博物館の前身は1913年に建設された北投温泉公共浴場でした。台北庁長 井村大吉の発案によって、日本の静岡県伊豆山温泉を模して造られた、当時東南アジア最大の公共浴場として賑わっていましたが、戦後は荒廃の一途をたどっていました。

その後長い間放置されていたようですが、1997年に台北市政府によって第3級古跡に指定され、1998年には新たに北投温泉博物館として生まれ変わりました。 イギリスのビクトリア様式でデザインされている建物は、1階部分がレンガ造り、2階は和室と洋室がミックスされたモダンな空間になっています。

ひときわ目をひく巨大な大浴場

台湾・台北の北投温泉博物館

古代ローマのお風呂のような石造りの大浴場。建設当初は東アジア最大といわれていました。泳げそうなほどの広さに見えますよね。大きさは幅6メートル、長さは9メートル。手前は40センチほどですが、湯船の奥へといくにつれて高さがあり、一番深いところは130センチほどあります。

女性用と子供の入るお風呂はとても小さなものでしたが、こちらの大浴場は男性用として使用されていました。ただし一度に50~60人の成人男性が「立ち湯」として入っていたので、かなり窮屈な光景だったでしょうね。

世界でも貴重な鉱物、北投石

台湾・台北の北投温泉博物館

こちらは「北投石」です。1915年、当時台北博物館に勤務していた日本人学者の岡本要八郎氏が北投渓の川底で発見しました。とても珍しい石で、世界でも北投と日本の秋田にある玉川温泉と鳥取県の三朝温泉でしか産出されていないのだとか。ラドン、ラジウム、鉛、カルシウムなどを含んだ強い放射能をもつ鉱物で、別名「薬石」とも呼ばれています。解毒作用があり、医療用として現在も使用されており、世界で唯一台湾の地名がついている鉱物でもあります。大変貴重なことから、国の天然記念物に指定されています。

このほか館内では北投温泉の泉質や特徴、北投の産業などについての展示があります。北投の旅行ガイドなども見ることができますのでお見逃しなく。博物館ではその他の特別展なども随時行われているようです。

宴会場として使われていた48畳の大広間

台湾・台北の北投温泉博物館

2階には畳の広がる大広間があります。48畳もあるというこの大広間。昔は温泉に浸かった後にここで宴会をしたり、将棋をさしていたのだそうです。平日はスリッパを脱いで入ることができますが、寝転がったりしてはいけませんのでご注意ください。雰囲気だけ、当時の気分を味わいましょう。和室と洋室が合わさった2階の回廊から温泉博物館の庭を眺めると気持ちがいいですよ。

風情ある北投の街並みではたくさんの映画が撮影されました。温泉博物館内では台湾映画のミニシアターがあります。上映時間に合わせて訪れるのも良いでしょう。入場無料で見どころたっぷり。水、木曜の午前と金曜の午後には日本語のボランティアガイドツアーも実施されています。北投と温泉文化について触れられる温泉博物館。見終わった後は公園を散歩したり、北投図書館に行くのがオススメですよ。

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北投温泉博物館

住所 台北市北投区中山路2号
電話番号 02-2893-9981
営業時間 9:00~17:00
休み 毎週月曜日、祝日、旧暦大晦日から1月6日
アクセス MRT新北投駅より徒歩約10分

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