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台湾・台南のレトロなデパート「林百貨店」

2014年にリニューアルオープンするなり行列ができるほど評判になった「林百貨」。1930年代に建設されたレトロなビルを改装し、新しい台南の観光スポットとして生まれ変わりました。今回は林百貨の見どころをご紹介します。

台南で話題になっているレトロなビル「林百貨」。古めかしいデザインは古都と呼ばれる台南ののんびりとした空気感にも良く似合っています。この建物は1930年代に百貨店として作られた建物です。

大正デモクラシーが花開き、様々な文化が発展していた頃、山口県出身の林方一さんがここ台南に林百貨を創設しました。当時この辺り一帯は「銀座通り」と呼ばれ、台南きっての目利き通りだったそうです。林百貨は太平洋戦争時にアメリカからの空爆を受け、敗戦後に廃業しました。

1980年代以降ずっと空きビルになっていましたが、1998年に市認定の古跡となり、2010年から修復作業が行われていました。そして3年後の2013年にリニューアル工事が終わり、2014年に新しく台南のランドマーク的存在になっています。

では早速フロアをご紹介しましょう。

台湾の名産品が集まる1階フロア

台湾・台南のレトロなデパート「林百貨店」

1階は台南好客廳と題されたフロアで、台南をはじめ、台湾各地から特産品が集められています。「林」の刻印がされた饅頭やポン菓子などのお菓子類や名産のお茶、ドライフルーツなど、どれもこれも洗練されたデザインが目を引きます。なかにはここでしか手に入らない限定品もあるようです。手頃な価格のものもあるので、お土産にも良さそうです。お隣には京都の抹茶専売店宇治‧三星園 のお店「新町 稻荷」もあります。抹茶アイスがオススメだそうですよ。

台湾・台南のレトロなデパート「林百貨店」

2階は台南好設計というテーマです。MITことMade in Taiwanのデザイングッズが並んでおり、こちらもまた台湾各地から集められたクリエイティブデザイナーの厳選商品ばかり。おしゃれなデザインの雑貨たちに目を奪われますよ。台北、迪化街にあるオリジナルファブリック雑貨のお店「印花楽」があります。

ここでしか買えない林百貨のオリジナルグッズもありますよ。台南に店を構える「合成帆布」とのコラボ商品である帆布のバッグは特に人気があります。林のロゴや外観をモチーフにしたデザインは普段使いにぴったり。帆布製なのでしっかりとしていますよ。台南の茶藝館「奉茶」で休憩をするのもいいですね。

3階には洋服やアクセサリーなどファッションのお店があり、や、デザイナー集団MOGUが手がける人気店「蘑菇」の売り場もあります。

Made in Taiwanを引っ張る台北のデザイン雑貨ブランド「蘑菇Mogu」

4階に上がると、台南で人気のおしゃれなカフェ「正興珈琲館」が手がけるカフェやレコードレーベル「風潮音楽」のCD店、そして台湾の旅行本などを揃える書店があるリラックスフロアになっています。

レストランフロアの5階、そしてデパートには欠かせない屋上が6階にあります。台南の景色を堪能できる屋上には米軍の空襲を受けて崩れてしまった壁がそのまま保存されていたり、神社があったりと、日本統治時代の名残と時の流れを感じさせます。

林百貨の夜景外観

台湾・台南のレトロなデパート「林百貨店」

建物内部、外観と見所の多い林百貨。建設当時大変珍しかったエレベーターも人気がありますよ。クラシカルなデザインでかわいらしいので是非乗ってみましょう。「台湾のいいもの」を集めたセンスの良いデパートとして話題の林百貨。お買い物も食事もカフェタイムもここへ来れば全て済んでしまいます。

台南駅からも徒歩で行ける範囲ですので、お散歩がてら訪ねてみてはいかがでしょうか。

台南・林百貨へのアクセス

住所台南市忠義路二段63号
電話番号06-221-3000
営業時間11:00~22:00
休みなし
アクセス台湾鉄道台南駅から徒歩15分ほど。
または台湾鉄道台南駅より市営バス1番、7番で「林百貨(中正路)」下車

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