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台湾の人気イラストレーターが手がける雑貨店「温事」

台北駅のすぐそば、ぶらぶらと歩くが楽しい街「中山」は、流行に敏感な人が集まるエリア。おしゃれなカフェがたくさんあることでも有名ですよね。中山にはカフェだけでなく、小さな雑貨店が点在していることをご存知でしょうか。カフェ巡りのついでに、ちょっと寄り道してみましょう。

台湾で日本家屋をリフォームしたお店

中山エリアの賑やかな場所から一本道を隔てた静かな路地に建つ温事。どことなく懐かしさが漂う素朴な外観です。この建物は日本統治時代に建てられた古い和風建築を改装したもの。一軒家ならではの落ち着きがあります。木の扉を開けると、温かな雰囲気に包まれますよ。お店を経営するのは、台湾で人気のイラストレーター米力(ミリィ)さんと、ご主人のRickさんです。4年間運営していたネットショップの実店舗として、2012年1月にオープンしました。

台湾で発見!日本製を見直すきっかけに

台湾の人気イラストレーターが手がける雑貨店「温事」

お店の1階は雑貨の販売スペース、2階はギャラリースペースになっており、器、革製品、アクセサリーなど様々な展示が行われています。日本人作家による展示も頻繁に開催されているそうです。海外で日本のものに出会うと、どこか不思議な感覚を覚えますよね。別の視点で日本のよいものを見つめ直す機会にもなりますよ。1階には信楽焼や備前焼など日本の器が並んでいます。定期的に買い付けをしてくるのでラインナップの回転は速いとのこと。日本の雑貨はおしゃれに敏感な台湾女子にじわじわ人気が出ています。温事はギャラリーも兼ねているため、情報発信の場としてもお客さんが集まってきているようですね。展示の情報はお店のHPで更新されています。

台湾の味わい深い活版印刷

台湾の人気イラストレーターが手がける雑貨店「温事」

1階中央に置かれた机には、毎月テーマを変えて色々な商品が並びます。こちらは展示兼販売のスペースです。今回は活版印刷に使う鉛の文字が並んでいますね。活版印刷時代には、この鉛の文字を一つずつ拾って文章にして印刷をしていたというから大変な作業です。そんなかつての印刷技術に思いを馳せてみましょう。日本では馴染みのない難しい漢字も沢山ありますね。隣にはアルファベットもありますよ。自分の名前の頭文字を探してみたり、何かキーワードを作って文字を拾ってみると面白そうです。スタンプとして使ってみると楽しそうですよね。台湾では今活版印刷が密かなブームになっていますよ。

大事に選びたいかわいい雑貨たち

台湾の人気イラストレーターが手がける雑貨店「温事」

クラシカルなデザインのスタンプは、手紙や封筒のポイントとして使えそうですよね。この他にも歴史を感じるタイプライターがあったり、日本のハンコケースがあったり。世界のあちこちを旅するのが好きなお二人。世界各国で発掘してきた雑貨やアンティークが並ぶ店内では、それぞれのものに対するこだわりを感じると思います。オーナーさんのセンスの良さが光りますね。

台湾の人気イラストレーターが手がける雑貨店「温事」

もちろんオーナーであるミリィさんの作品もあります。お土産に添える手紙用にポストカードをチョイスしてみてはいかがでしょう。ミリィさんの描く柔らかい色調のイラストは世代を問わず人気があります。額に入れて部屋に飾るのもいいかもしれませんね。見るたびにお店の雰囲気と台湾の旅の思い出が蘇りそうです。

日々を過ごす生活空間の中で、お気に入りのスペースというのが誰にでもあると思います。例えばデスク周り、玄関周り、キッチンなど。そこにはきっと、自分にとって特別なものがあるのではないでしょうか。今回ご紹介した「温事」には、その大事な場所に新たに加えたくなるような品を見つけられると思いますよ。

台湾の雑貨店「温事」

住所台北市中山北路一段33巷6號
電話番号02-2521-6917
営業時間12:00~19:00
定休日日、月曜日
アクセスMRT台北駅から徒歩約10分
HPhttp://www.studioss.com/about.htm
地図

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