ガイドブックに載っているオシャレなカフェを制覇したら、次は台湾の街を歩きながら自分でカフェを発掘してみたくなりますよね。まだあまり知られていないけれど、地元の人が足繁く通うカフェに行ってみましょう。今回は「窩著咖啡 Perch Café」をご紹介します。
うっかり通り過ぎてしまいそうなほどひっそりと建っている「窩著咖啡 Perch Café」。長屋のように並ぶ台湾らしい建物の一角にあります。そこは小さな路地に面した場所で、まさに知る人ぞ知る、隠れ家的カフェといえるでしょう。よーく気をつけていないと、看板を見逃してしまうかもしれません。「窩著」の文字を目指して下さいね。
店内へ入ると右側には、天井まで届こうかという大きな本棚があります。これがお店の顔と言えるでしょう。実は台湾にはブックカフェがたくさんあります。ブックカフェと銘打っていなくても、自由に読める雑誌がたくさん置いてあるカフェが多いんですよ。
このお店にも本が好きなお客さんが自然と集まって人気になったようです。小説、漫画、写真集など様々なジャンルの本がぎっしり。しかし綺麗に整頓されて棚に収まっています。そこには日本の書籍が多く見られます。台湾では翻訳された日本の本や雑誌が大人気。さて、見たことのあるタイトルはいくつあるでしょうか。
コーヒーはイタリア式で、エスプレッソをベースにしたアレンジ系コーヒーがメインです。特にラテ類が豊富で、バニラやヘーゼルナッツ、キャラメルなどのフレーバーラテが楽しめますよ。
バナナの風味とたっぷりのミルクが絶妙で病みつきになるバナナラテも人気です。アレンジコーヒーのほとんどがHOT、ICEのどちらも注文が可能です。コーヒーにピッタリなスイーツは、ニューヨークチーズケーキ。チョコレートブラウニーとチーズの味わいが見事にマッチしています。
軽く何か食べたいなというときは、三明治(サンドイッチ)とドリンクのセットはいかがでしょうか。ハムやチーズ、卵をプラスで追加することもできます。サラダが付いたワンプレートのキッシュも女性に評判です。
オーナーはもともと誠品書店出身で、その後も出版社やブックフェアに携わってきた根っからの本好き。その情熱は本棚を見れば一目瞭然です。カフェ空間がまるで図書館のように感じられる居心地の良さが魅力的ですよ。ここに来れば何か情報が得られる、そんな思いで通っているお客さんもいるでしょう。台湾のライフスタイル誌や、ビジュアルだけで楽しめるものもあるので、ゆっくりとお茶をしながら、窩著咖啡 Perch Caféで現地の情報収集をしましょう。店内はwifiが無料で使用できます。
お店の周辺には出版社が集まっており、打ち合わせで利用する業界人も多いのだとか。プロからも重宝されているカフェなのでしょう。どんなものを作っているのか、ちょっと覗き見したくなりますね。週末は開店前から並ぶ人がいるほどの人気店ですが、平日の昼間は比較的お客さんが少なめです。ゆっくりしたい方は平日に行かれるのがおすすめです。開店時間が午後2時から11時までと遅くまで営業しているので、夜カフェに利用するのもいいですね。台北市の中心地の一つ、忠孝復興駅も歩いて行ける距離です。地元の人の憩いの場である大安森林公園も近く、散歩にぴったりですよ。
住所 | 台北市大安区信義路4段30巷20号 |
営業時間 | 14:00~23:00 |
休み | なし |
アクセス | MRT大安駅から徒歩5分 |
地図 |
Perch Café(窩著咖啡) (カフェ / 忠孝復興駅周辺)
昼総合点★★★☆☆ 3.5