初めての台湾旅行。まずは台北市内の重要な観光スポット巡りから始めましょう。名所を訪ねながら行く先々でおいしい台湾小吃やスイーツを食べ歩きすれば、きっと最高の台湾旅行を経験できるはずです。事前にしっかり観光情報を確認して上手にスケジュールを立てると、2泊3日の旅でこれからご紹介する10のスポットを全てを周ることもできます。
充実した台湾旅行を計画しましょう。
世界有数の所蔵数を誇る国立故宮博物院は、台湾旅行には外せない必須のスポットです。
芸術に関心のある人もそうでない人も一度は訪れたいと思える場所です。
大きな門構えを抜けて博物館の本館にたどり着くと広いロビーが迎えてくれます。
日本語パンフレットの用意もあり、館内各所にはルートの説明や展示室の説明もありますのでご安心を。
国立故宮博物院で最も有名な肉形石と翠玉白菜、そして美しい象牙の彫刻や螺鈿家具などさまざまな展示物があります。
歩き疲れたら食事メニューも豊富なカフェで一休み。
白菜グッズがたくさんあるミュージアムショップもおすすめです。
台北を代表するランドマーク台北101は巨大なショッピングモールです。
世界有数のブランド、化粧品、そしてカジュアル系ブランドまで幅広いラインナップが揃います。
地下1階にはアジア諸国の食事が楽しめるフードコートがありますので食事に迷ったときはおすすめです。
台北101をモチーフにしたオリジナルグッズもかわいいですよ。
そして台北101といえば台北の街を一望できる展望台が有名です。
5階から専用エレベーターで89階まで上がると展望フロアに到着です。
高いところがお好きな方は91階にある屋外展望台にも行ってみましょう。
龍山寺は台北で最も古いお寺です。
正門をくぐると、賑やかな装飾の本殿を囲むように建物が並んでいます。
龍が巻き付いた柱や豪華絢爛な天井など、細部を見ていくといろいろな発見ができます。
龍山寺には御本尊である聖観世音菩薩をはじめとして、ありとあらゆる神様が祀られています。
良縁の神様、月老神君の前は常に大勢の女性の姿が。
ここではおみくじを引いて運命の赤い糸をいただきましょう。
台湾式のお参りの仕方を「拝拝(バイバイ)」と言います。
お参りの際は是非この拝拝をマスターしてご利益をアップさせましょう。
お寺の周りには飲食店や地元の小さな市場、歴史建造物である剥皮寮なども見どころがたくさんありますので散歩してみましょう。
中正紀念堂は蒋介石を記念して建てられた施設です。
約25万平方メートルという広い敷地の中に立ち、オペラハウスや音楽ホールも備えています。
まずは30メートルの高さの大きな正門が目に入ります。
青空の下に堂々たる姿で建つこちらの門もかなりのインパクトです。
視線の先には中正紀念堂があります。
89段ある階段を上ると現れるのは鎮座する蒋介石の銅像。
この階段の段数は蒋介石が亡くなった年齢を指しています。
1階には蒋介石にまつわる品々の展示があります。
さらに毎日毎時間行われる衛兵交代式も見学可能です。
台北でもっとも人が集まる士林夜市。
雨を気にせずに台湾ごはんを満喫したいなら士林市場B1にある美食区へ行きましょう。
台湾を代表する小吃のお店が勢ぞろいしています。
もちろん地上にも屋台がたくさんあります。
さらに化粧品、アクセサリー、洋服、土産物など所狭しとお店が並んでいます。
まずは腹ごしらえをしてからゆっくりお買い物をしましょう。
だいたい17時頃からお店が開き始め、18時頃から多くの人が押し寄せてきます。
歩いていると楽しくてつい時間を忘れてしまいますよ。
台湾の工場リノベーション建築の中で特に注目を集めている「松山文化創園区」。
元タバコ工場がレストランやショップ、ギャラリーなどを備えたカルチャースポットに生まれ変わりました。
國立國父紀念館の向かい側に位置し、台北101もご近所です。
現在は元々あった建物に加えて誠品書店の巨大店舗とホテルも登場し、台湾の最旬がわかる場所として更なる飛躍を続けています。
誠品は台湾ブランド、台湾デザインを押し出したオリジナリティ溢れるコンセプトが評判を呼んでいます。
人気ベーカリーやカフェもありますので一日中遊べますよ。
台北にあるカルチャー発信基地「松山文化創園区」
かつて貿易が発達していた商業エリアであり今もなお問屋街として活気のある街です。
主に漢方、乾物、布の問屋が多く、お手頃な価格でドライフルーツやお茶が買えるのでお土産探しにぴったりです。
3階建ての建物が連なるバロック様式の美しい建築デザインも見ものです。
レトロな喫茶店や古い建築を利用した雰囲気のいいカフェもたくさんあります。
永楽市場の周辺には台湾グルメが集まっているのでお腹も満たされますよ。
さらに縁結びで評判の霞海城隍廟もありますので、お買い物ついでに良縁をお祈りしましょう。
西門は台北駅のお隣のエリアです。
台湾の原宿と例えられる若者の街で、お昼間よりも夕方以降の時間帯にたくさんの人が集まります。
誠品書店をはじめ大型の百貨店に加えて、お手頃価格の洋服店などがひしめき合っています。
麺線、角煮ご飯、牛肉麺など台湾小吃の名店も集まっています。
さらに杏仁豆腐やかき氷、ジューススタンドもあるのでデザートまでカバーできますよ。
西門紅樓や中山堂など歴史建造物も見学出来ます。
またこの辺りはゲストハウスが集中しているので、安宿を探すなら西門がおすすめです。
日本の護国神社があった場所で、第二次世界大戦終戦後に忠烈祠となりました。
辛亥革命や抗日戦争などで命を落とした国軍軍人の英霊、そのほかにも著名人や政治家など国家に貢献した人たちの霊も祀られています。
大殿の回廊には現在の台湾を語る上で欠かせない歴史の資料が展示されています。
そして忠烈祠の一番の見所は衛兵の交代式です。
衛兵たちの一糸乱れぬ行進は息を潜めて見入ってしまうほど。
交代が終わって1時間の任務に就くと、全く微動だにしない衛兵たちの様子にも注目です。
見学の際にはいくつか注意事項があります。
マナーを守って観覧しましょう。
孫文の業績を讃えた記念館です。
建物の名称である國父とは孫文のことを指します。
反り上がったオレンジ色の屋根の形が特徴的で、館内に入ると大きな孫文像や歴史に関する資料展示が見られます。
手入れの行き届いた花壇と記念館とのコントラストが美しいのでぜひ記念撮影を。
そして記念館を囲む中山公園はお散歩にぴったりです。
公園内にはテラスカフェもありますのでお天気の良い日はのんびりと公園で過ごしてみるのもいいですよ。
早朝に訪れると台湾名物とも言えるお年寄りたちの太極拳タイムに遭遇できます。