人気のカフェが集まる中山エリアでも一際目立つ大きな白い洋館。
広い道路そばにありながら、一歩敷地内に入ると、そこには静かな雰囲気の広々とした空間が迎えてくれます。
今回は歴史建造物をリノベーションした複合施設「台北之家」をご紹介します。
MRT中山駅から徒歩5分、新光三越や當代美術館からもすぐの大きな通りに面した台北之家は緑あふれる庭を要する古い洋館です。
1926年に建造された2階建ての洋館は、アメリカ領事館として使われていました。
1997年には3級古跡に指定され、台湾映画文化協会に経営と維持が委託されてから大々的なリノベーションが行われました。
台湾を代表する世界的な映画監督、侯孝賢をプロデューサーに迎え、映画をメインとした複合施設として新たなカルチャースポットとして生まれ変わりました。
入口を入って右手には雑貨店「光點生活」があります。
中山エリアの情報発信地でもある台北之家には観光客も多く訪れることから、おしゃれな台湾メイドの雑貨やセンスの良いデザイン文具など数多く取り揃えています。
台湾の人気ブランド蘑菇(Mogu)のブースもありますよ。
独自の目線で選ばれたセレクト雑貨は自分土産にもつい欲しくなってしまうものばかりです。
Tシャツやカバンから使い勝手の良さそうな身の回りの生活雑貨まで様々なものがあります。
映画関連グッズも充実しています。
台湾だけでなく日本でも大好評だった映画「KANO」のグッズも販売されていますよ。
侯孝賢監督の作品はもちろん、その他の台湾映画にまつわる書籍やCD、DVDなど映画グッズが豊富に揃います。
台湾映画好きにはたまらない空間でしょう。
インディペンデントなアート系のマガジンなどもあるのでアートがお好きな方に特におすすめです。
最旬の台湾カルチャーの情報を得られますよ。
館内左手にはカフェレストラン「珈琲時光」があります。この店名は侯孝賢監督の作品からとったもの。
元は大使館の応接室として使われていたスペースを改装しています。
天井が高く開放的で、大きな窓からは温かな日差しが差し込む明るい空間です。
そして室内に加えて、心地よいオープンエアの席もあります。
特に日が沈んで少し涼しくなってからのテラス席は気持ちがいいですよ。
優しい味わいの手作りスイーツが評判で、ゆったりとした時間が過ごせますよ。
サンドイッチやスイーツなどの軽食メニューもあるのでランチに使えます。
平日の昼過ぎは比較的お客さんが少なめで一人でのんびりと旅を振り返りたい時にぴったりです。
2階へ上がっていくと「紅氣球」という映画サロンがあります。
こちらの店名もまた侯孝賢監督の作品名です。
気になった方は後で是非映画をチェックしてみてくださいね。
紅氣球は明るいイメージの珈琲時光と少しシックな雰囲気が魅力的です。
昼間はカフェ、夜はバーに変身します。
最後に主役であるミニシアター「光點電影院」へは、一旦建物の外に出て左手に行きましょう。
こちらのシアターでは大きな映画館では見られないような、少しアンダーグラウンドな台湾作品や海外のアート系作品を上映しています。
最新の映画からクラシックな映画の特集など、常に斬新な特集をしていて映画好きの集まるスポットになっています。
不定期で映画に関する展示なども行っていますよ。
映画の価格も経ったの260元とお手頃なので、気になった作品があったら鑑賞してはいかがでしょうか。
上映スケジュールはオフィシャルHPでチェックしてくださいね。
実は華山1914文創園区にもこちらの支店があります。
さらに広くなった光點電影院と雑貨などの販売コーナーも備えた珈琲時光は常に若いお客さんでいっぱいです。
どちらも古い建物をリノベーションした建物なので、独特の雰囲気が感じられますよ。
華山に行った時は是非覗いてみてください。
住所 | 台北市中山北路2段18号 |
電話番号 | :02-2511-7786 |
営業時間 | ■光點電影院 11:00~24:00 ■光點生活 10:30~22:00 金・土曜は22:30まで ■珈琲時光及び紅氣球 10:00~22:00 金・土曜は24:00まで |
休み | 月1日(不定期) |
アクセス | MRT中山駅から徒歩約5分 |
公式サイト | http://www.spot.org.tw/index.html |
地図 |