台北の美食をリードする「好様 VVG」は「VVG VISTRO(好樣餐廳)」から始まり、今ではコンセプトの違ったいくつもの店舗を展開する人気ブランドとなりました。
中でも話題になったのが、アメリカのサイトで2012年に発表された「世界で最も美しい書店20」に選出された「VVG Something(好樣本事)」です。
今回はその流れを汲んだおしゃれなカフェ「VVG Thinking(好樣思維)」をご紹介します。
MRT忠孝新生駅から華山文創園区の正面入り口へと進むと、VVGは少し離れた裏手の工場跡に位置しています。建物の脇に店名のフラッグがあるので、すぐに見つけることができますよ。
大きなガラスの扉を開けると、高い天井が吹き抜けになった開放的な空間が広がります。足下を見れば、ところどころランダムな模様になっているタイルがとってもおしゃれ。クラシカルな雰囲気とレンガ造りに馴染む小さなミニガーデンもあり、この入り口部分だけでもかなり魅力的です。スタッフの制服もおしゃれなので是非ご注目ください。
1階右手に進むと、カフェ・レストランフロアがあります。そこはシャンデリアやアンティークの家具が置かれたヨーロッパの邸宅のよう。クラシックな雰囲気が幅広い年齢層に人気です。
こちらで働くスタッフの多くは、VVGの他店から集まった腕利きのシェフたち。台湾の料理をベースにしながら、洋風、和風など、いろいろなアイデアが詰まった料理を提供しています。
人気メニューは見た目も素敵な手作りケーキ。その日のおすすめは入り口のショーケースで確認しましょう。ドリンク類はコーヒーから台湾茶、フルーツジュースまで豊富なラインナップです。
台湾らしいドリンクを飲んでみたいなら、ショウガ入りのホームメイド杏仁茶「自製熱薑味杏仁茶(200元)」はいかがでしょうか。杏仁茶は台湾の人たちにとって、豆乳と並ぶ定番のドリンクです。
ちなみにVVGでドリンクを注文すると、小さなビスコッティがおまけとして付いてきます。ドリンクはどれもサイズが大きめなので、ゆっくりと過ごすことができますよ。
2階へ続く階段を上がりましょう。階段の脇にもユニークな雑貨がディスプレイされていて、そこはまるでおもちゃ箱のよう。見ているとワクワクが止まりません。雑貨とアート系書籍がセンス良くディスプレイされています。そして文房具からキッチン周りの雑貨、食器、衣服まで幅広い品揃えです。アンティークの食器やアートブックは日本のものも多く見られます。
1フロアの中で、それぞれのコーナーは全てテーマを持っており、どんなコンセプトで集められているのか考えながら見るとより楽しいですよ。お店というよりも作品を展示しているギャラリーのような感覚です。
店内を歩いていると、こんな部屋に住みたい!と思ってしまうことでしょう。大きな本棚に座り心地の良さそうな革張りのソファ。ここでかっこいい写真集を広げながら音楽を聴いて……。そんな想像が膨らみませんか。
おしゃれなディスプレイの仕方は、自宅のインテリア作りのアイデアにもなりますよ。座って本を見ることもできるので、時間をかけてVVGの空間を楽しんでみてください。
レストランからスタートしたVVGは、今は食だけでなく衣食住の全てをプロデュースする、ライフスタイルショップへと移行しています。内湖区にある「VVG Petite(好樣少事)」も、コンセプトが違っていて面白いですよ。気になった方はVVG巡りをしてみてはいかがでしょうか。
住所 | 台北市八德路一段1号(華山文創園区)紅磚六合院/C棟 |
電話番号 | 02-2322-5573 |
営業時間 | 12:00~21:00 |
休み | なし |
アクセス | MRT忠孝新生駅出口1から徒歩7分ほど |
地図 |
VVG Thinking (カフェ / 忠孝新生駅周辺)
昼総合点★★★★☆ 4.0