2019年12月21日
台湾南部・高雄市にある在来線・台湾鉄道の車両工場「高雄機廠(きしょう)」が、2019年に屏東県潮州に移転するが決まりました。
高雄機廠の歴史は長く、日本統治時代の1917年に建設された高雄鉄道工場にまで遡ります。
その後1946年に高雄機廠と改名され、1975年に現在の土地に移転しました。しかし現在の高雄機廠は人口の多い前鎮区と鳳山区にまたがっており、車両編成や入れ替え作業の際に道路が封鎖されたり、地元住民は不便を強いられていたようです。
約30ヘクタールの広い敷地と工場跡地は、一部の建物や線路などが文化資産として保存される予定で、市民の憩いの場に生まれ変わるそうです。
台湾では鉄道工場跡などを使った文化施設がたくさんあるので、また新たな観光スポットとして整備されるかもしれませんね。