台湾には最旬の話題を提供する大型書店の他にも、日本の神田にあるような古書店や出版社が営業する書店など個性的な本屋さんがあります。なかでも本屋さんとカフェが融合した唯一無二の空間を作っている素敵なブックカフェへ行ってみませんか。一人で静かにお茶を片手に読書をしたり、目的なく訪れても充実した時間が過ごせますよ。
台湾おすすめカフェ:台北の隠れ家的ブックカフェ「窩著咖啡 Perch Café」
台湾を代表する本屋さん「誠品書店」で働いていたことがあるというオーナー。
抜群の目利きで選ばれた書籍や雑誌が所狭しと店内に並んでいます。海外の雑誌も豊富で、日本の雑誌は特に人気があるのだとか。ジャンルも様々ですが、クリエイティブ系が充実しています。地元で活動するアーティストや、編集者たちからも支持されているという話題のお店です。
本はもちろんですが、コーヒーやケーキにもこだわっているというオーナー。季節のフルーツをたっぷり使ったケーキは、華やかな見た目でボリューム満点です。お店のFacebookや利用客たちのInstagramには、おいしそうなケーキの写真がたくさん投稿されています。サンドイッチなど軽食も楽しめますよ。スイーツを食べながら、ゆっくりと読書なんてとても贅沢ですよね。
土日は混み合うので、のんびりしたいなら平日がお勧めです。
住所 | 台北市大安区信義路4段30巷20号 |
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電話番号 | 02-2702-7635 |
営業時間 | 14:00~23:00 |
休み | なし |
アクセス | MRT大安駅から徒歩2分 |
台湾おすすめカフェ:台北のブックカフェ「偵探書屋 Murder Ink」
迪化街に建つ病院をリノベーションしたカフェ、「保安捌肆Boan84」の2階にあった推理小説専門書店がブックカフェとして独立し、新たに居を構えました。
保安捌肆Boan84は現在も迪化街で営業しています。移動した「偵探書屋 Murder Ink」は中山エリアにあります。どちらもカルチャースポットなのでギャラリーや雑貨店など散策が楽しいところです。保安捌肆内にあった頃の少し怪しげな雰囲気も残しながら、以前よりも親しみやすい感じになっていますよ。推理小説の他にもアンティークや個性的な雑貨も販売されています。中国語は読めなくても、中には日本の作品もあるので、タイトルの帯を見ているだけでも面白いです。
店内ではコーヒーや手作りのケーキが味わえます。保安捌肆で提供していた自家焙煎の豆で淹れる深煎りのコーヒーは絶品です。
住所 | 台北市南京西路262巷11号 |
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電話番号 | 02-2702-7635 |
営業時間 | 火~土曜日 14:00~21:00 日曜日 11:00~18:00 |
休み | 月曜日 |
アクセス | MRT中山駅から徒歩8分ほど |
最後にご紹介するのは台北から離れて台湾東部の都市、花蓮のブックカフェです。
大通りから少し入った路地にひっそりと立つ時光二手書店。二手とは古本屋の事です。店内には猫が数匹いますが、まるでお客さんたちの目的を理解するように、静かに過ごしています。お店にある本はどれでも自由に見る事ができます。
入口を入って正面のカウンターでドリンクをオーダーすれば、あとはお好きにという感じで店員さんも物静か。大きなテーブルから小さなテーブルまで、座って読書できるスペースがあちこちに設けられています。それぞれジャンルごとに棚が分けられており、写真集などのビジュアルブックは言語がわからなくても楽しめます。他に手作り石鹸や雑貨も販売されています。
花蓮は全体的にまったりとした空気感のある街並みで、散歩にぴったりですよ。
住所 | 花蓮市建國路8號 |
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電話 | 03-835-8312 |
営業時間 | 11:00~21:00 |
休み | なし |
アクセス | 台湾鉄道花蓮駅から徒歩15分ほど |
一つだけ花蓮のお店を紹介しましたが、もちろん台北以外の都市にも素敵なブックカフェがあります。本に囲まれていると、どこかホッと落ち着く感じがしますよね。例え、そこにある本の内容がわからなくても、本の質感や写真、絵など楽しみ方はいろいろあります。本のある空間でゆっくりとお茶を味わいましょう。
どこもコーヒーやケーキのおいしいお店ばかりなので、カフェとしての魅力もたっぷり感じられますよ。