8月24日「台南市政府観光局大阪プロモーション商談会」が実施されました。台南市政府観光局主催によるこのイベントは、台南における日本への観光プロモーション強化の一環として行われました。台南市政府観光局局長を始め、チャイナエアラインや台南有数のホテルの代表者が登壇し、台南の魅力や各社の誇る充実したサービスについて語りました。
まずは台南市政府観光局局長の王時思さんによる台南観光の紹介からスタート。
台南の豊富な観光資源や日本との強い関係性など、台南観光のポイントを分かりやすく解説されました。
世界から台南に訪れる旅行者のうち、約40パーセントを占めてるのが日本人。中でも関西からの訪台客が多いそうです。台南は台北と違ったのんびりとした空気感が魅力で、台湾で最も治安がいいと言われています。
初めて台湾を訪れる観光客でも、安心して街歩きが楽しめるというのは台南の強みではないでしょうか。
台南には3つの大きな国立公園があり、自然の豊かさも魅力の一つです。日本とはこれまで数々の農業交流が行われてきました。日本統治時代に建てられた高校は、台南でもトップクラスの学力を誇っているのだとか。日本の残したものは、その後の台湾の発展において貴重な財産となったものがたくさんあり、今もなお受け継がれているのはとても嬉しいことです。
台湾と日本を結ぶ便のうち、関西と台南を結ぶのはチャイナエアラインの直行便のみです。現在火曜と金曜の週2便就航しています。この便は10月で1周年を迎えます。8月はなんと関西ー台南便の利用者が800人を超えたのだとか。それだけ多くの人が関西から台南へ旅行に行っているんですね。
台南は台湾小吃発祥の街として知られ、食い倒れの街大阪と同様グルメタウンでもあります。台湾料理は比較的日本人好みの味付けが多いので、食道楽の大阪人にはやはり親しみやすい街なのでしょう。
観光のポイントは中心部に集まっているので、各地へのアクセスも比較的優しい台南。宿泊施設はどんどん増え続けており、現在323軒にも及びます。
今回のプロモーションでは、旅行会社に向けたホテルの商談会も行われ、台南を代表するホテルの広報担当者が現地から集まりました。どのホテルも中心部に立地し、台南駅周辺の歴史建造物や林百貨店、神農街や海安路など主要観光スポットにほど近い便利さをアピール。クオリティの高い接客と、充実したホテルステイを満喫できるサービスを紹介しました。
台南市親善大使として活躍中の一青妙さんは、台南観光のモデルコースを紹介。一青妙さんは日本における空前の台湾ブームの中、まだまだ情報の少ない台南についてもっと広く知ってもらおうと、ご自身でも台南に関する書籍を執筆、台南観光についての広報活動をされています。日本との交流も多い台南には、グルメだけでなく台湾の歴史においても重要なスポットが多く残されています。
まずは2泊3日の台南満喫コース。そして水、砂糖、塩、博物館、昭和天皇という5つのキーワードで、日本との繋がりを感じる観光スポットを案内。台南の歴史を通して、改めて日本に触れられる観光コースを紹介されました。
イベント参加者にはそれぞれ、パイナップルケーキ(もちろん台南産)、台南の名物がプリントされたマルチクロス、そして台南観光のパンフレットが詰まったお土産が配布されました。ホテル各社からはノベルティのメモ帳やペンなどをいただきました。中でもGOLDEN TULIPは台南の帆布店、廣富號の帆布バッグ付きという豪華さ。最後にはホテル各社の宿泊券と、チャイナエアラインからは往復航空券の当たるビッグな抽選会が行われました。
今後もまだまだ続く台湾ブーム。二度目、三度目の台湾に台南を選ぶ人も多いようです。一度行くと、すっかりその魅力にハマる台南マニアが続出しているのだとか。グルメにショッピングに観光に、その全てを満たしてくれる台南。未体験という方は是非台南旅行の計画を立てましょう!