台湾(台北/台南/高雄)の観光旅行情報

台北のお茶の産地、猫空を訪ねる

台湾はお茶の産地として有名ですよね。なかでも猫空は台湾でも早くからお茶の栽培が始まった場所です。台北市内からも気軽にアクセスできる猫空では茶畑が広がる風景と、お茶、そしてお茶を使った料理が楽しめる茶藝館があります。ロープウェイに乗って山を登っていく探検気分も味わえるアトラクション要素も加わって観光気分がより盛り上がります。さあおいしいお茶を求めて猫空へ行ってみましょう。

猫空ロープウェイで山を越えて茶畑へ

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猫空へ行くにはロープウェイを利用しましょう。MRT文湖線の動物園駅から猫空ロープウェイに乗り換えます。乗り換えの道順はとても簡単ですのでご安心を。MRTの駅を出るとロープウェイのキャビンが展示されていたり、動物のオブジェや噴水など撮影スポットもあります。

始点の動物園駅から終点の猫空駅までは50元。切符購入またはEasy Cardを利用しましょう。動物園駅を出発すると、キャビンがふわっと地面から離れ、ゆっくりと山の斜面を上がっていきます。2つの駅を通過してのんびりと約30分の空中散歩を楽しみましょう。

猫空02

どんどん標高が上がっていき、眼下に見える台北市内の街並みが遠景になっていく感覚が心地いいです。ロープウェイのキャビンには床が透明になっているスリル満点のクリスタルキャビンというものもあります!高いところが好きな方は是非乗車してみましょう。

猫空駅に到着、茶藝館を目指してお散歩

猫空ロープウェーが終点で止まるとのどかな茶畑がどこまでも広がる猫空に到着です。標高が高いためか空気も一味違う気がします。午前中の涼しい時間帯に訪れるとさらに空気が澄んでいるように感じます。ロープウェイで山を上がっていく間にも見えている台北101が猫空駅からも見えます。その景色を見ていると、台北の中心部からかなり山を登ったという実感が湧きます。

駅を出るとたくさんの茶藝館の名前が書かれた看板があります。なかには駅から数キロ離れているところもありますが、近いところでは徒歩5分ほどのところにも茶藝館がありますので、体力と相談しながら歩いてみましょう。

猫空でいただく木柵鉄観音

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猫空の名物は鉄観音茶です。この辺りの地域名をとり木柵鉄観音と呼ばれています。茶葉は丸く固まった粒状をしています。この茶葉に湯を注ぐとゆっくりと葉が広がり琥珀色のお茶に変わります。抽出後のお茶の葉を一枚取り出して広げてみると、とても大きなことに気づきます。ぜひお茶を楽しんだ後はお茶の葉も鑑賞してみてください。美しい形をしていますよ。

その木柵鉄観音のお味はというと、まずは香りです。鼻からお茶の香りを吸い込むと甘く芳醇な深みがあります。さらに口に含むとフルーティーな酸味もあります。お茶を淹れるというところから始まり、お茶の色、香り、味わいと五感を使ってお茶をいただきましょう。豊かな香りと味わいが体じゅうに浸透していくような心地よさを感じるはずです。繰り返し飲んでいると味わいもまた変わっていきます。その変化も一緒に楽しみましょう。

茶藝館で味わう茶葉料理



猫空にある茶藝館では猫空で取れた茶葉を使った茶葉料理が楽しめます。鉄観音茶の葉を使った炒め物や、粉末状に挽いた茶葉を使ったチャーハン、お茶で作った茶油を使った料理など。ちょっとイメージがしにくいかもしれませんが、口に運ぶたびにいい香りが広がります。台湾ソーセージの炒め物や野菜の和え物、魚介類も茶葉との見事なハーモニーを生み出しています。

手軽に楽しめるランチセットなどもありますので、ぜひ猫空でしか味わえない茶葉料理にチャレンジしてみましょう。斜面に立つ茶藝館からの眺めも味わいのうち。素晴らしい景色と共にランチタイムをどうぞ。

猫空でお得に茶葉を買おう

茶藝館でお茶をいただく場合は一杯分のお茶をオーダーするのではなく、茶葉を購入してプラスお湯代を支払うというシステムです。お茶の淹れ方を教えてくれるお店もありますが、猫空のお店では基本的にセルフ。茶葉を選ぶとお茶セットを運んでくれます。茶葉は75グラム程度入っているものが一般的です。残ったぶんは持ち帰って自宅で楽しみましょう。台北の街なかで購入するよりも安価で茶葉を購入できますよ。

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