
台湾情報2018年5月24日
ローマ法王庁(バチカン)所蔵の文化財60点を展示した「天国の宝物-ローマ法王庁所蔵文物特別展」が国立故宮博物院(台北市)開催中です。
これらの文化財が台湾で公開されるのは初めてということで、多くの関心が寄せられています。
バチカンは1942年の国交樹立から台湾と長い外交関係を持っています。今回の展示は故宮とローマ法王庁駐華大使館が協力したことで、特別展が実現しました。
イタリアのローマ市内に位置するバチカン市国は、都市の中に存在する唯一の独立国です。カトリック教会全体の首長である教皇は神の代弁者とされ、その精神世界は全世界に影響を与え続けています。展示される祭服や聖器は儀式で使用される場合を除いて、通常は教皇儀典室で保管されており、一般公開はほとんどされていません。2千年を超えるというカトリックの長い歴史と文化遺産に触れられる貴重な機会といえます。特別展は「聖座」、「ローマ教皇とその歴史」、「教会暦」「祭壇」「七つの秘跡」、「東方への布教」の6つのテーマでカトリック発展の流れと美しい芸術を堪能することができます。会期は2016年5月2日まで開催中です。
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