台北市内を走るMRT(台北メトロ・地下鉄)の沿線観光地をご紹介する観光地まとめシリーズ、今回は板南線をご紹介します。
板南線は淡水信義線と同じく台北駅を通過し、沿線には有名観光地が集まっているので、台北を訪れた際には利用頻度が高い路線の一つといえます。
板南線はMRT路線図で見ると、淡水信義線とクロスするように東西を走っている路線です。
MRT板南線西門駅は台北駅のお隣。
ファッション系のお店やコスメショップが密集しているショッピングストリートや誠品書店があり、深夜まで営業している映画館の立ち並ぶ電影街などで有名です。
特に台北の若者たちが集まる賑やかな街として知られていますが、そんな現代っ子たちが訪れる街の中に、台湾の歴史を語る上では欠かせない歴史的建造物が点在しています。
例えば、MRT西門駅5番出口を出るとすぐ目の前にある中山堂、1919年に建てられた総督府などは建物内部の見学も可能。
台湾クリエイターの商品が買える西門紅楼も是非立ち寄りたいスポットです。
台北観光の必須スポット龍山寺へはMRT板南線龍山寺駅が最寄駅。代表的な観光スポットではありますが、地元の参拝客を始め、駅の周りはおじいちゃんおばあちゃんの憩いの場なので、台湾らしい風景を見ることができますよ。龍山寺の周辺には胡椒餅の名店「福州元祖胡椒餅」や「周記肉粥店」など美味しいお店もたくさんあります。さらにマニアに人気のディープな夜市「華西街観光夜市」へ行くのもオススメですよ。
中国近代化革命の父として称される孫文の生誕100周年を記念して建てられた記念館です。メモリアルホールには大きな孫文像が展示されています。中正紀念堂と同じくこちらでも毎正時に衛兵の交代式が行われています。施設を訪れるなら衛兵交代式の時間帯を狙って少し早めに行きましょう。國父紀念館の周りは中山公園という広大な公園が広がっています。國父紀念館と台北101をフレームに収めつつ記念撮影はいかがでしょうか。
MRT板南線の龍山寺以西の駅を利用する機会はあまりないかもしれませんが、その西側エリアの中でおすすめなのが「板橋林家花園」です。
板橋林家花園は1893年に造園された台湾が誇る歴史的な名庭。
中国の福建省から台湾に渡り財を成した林家の邸宅と広い庭の散策が楽しめます。
美しい江南式の中華風庭園は季節ごとに違った表情を見せてくれます。
台北中心部から離れているため観光客が少なく穴場のスポットと言えるでしょう。
入場料も無料とお得なので、訪れてみてはいかがでしょうか。
アクセスはMRT板南線の府中駅から徒歩10分ほどです。
台北観光で気軽に使える交通機関MRTは、チャージ式の交通カードEasy Cardを利用すると楽チンです。
トークンと呼ばれるコイン型の一回券もありますが、地元の人だけでなく観光客もほぼEasy Card利用者です。
着いた先の空港内のコンビニや地下鉄の窓口、自販機でも購入できます。
チャージの仕方はとても簡単で、台湾鉄道や猫空ロープウェイ、バスでも使用できるので一枚持っておくととっても便利ですよ。