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松山文創園区ー台湾の歴史ー

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松山文創園区は台北市街地の南東部にある文化地区です。昔からあった煙草工場をリフォームして開設されました。どんなエリアに改造されたのか、見所やその歴史などをお伝えします。

松山文創園区の見所やポイント

ロケーションと松山文創園区全体の様子

ロケーションと松山文創園区全体の様子

松山文創園区は台北市街地の南東部、信義区にある観光スポットです。近くには台北101や国父紀念館があり、MRT板南線の市政府駅から歩いて10分ほど行ったところにあります。

松山文創園区は昔の煙草工場をリフォームして造られたもので、広い敷地内には、レトロ調の建物だけでなく噴水のある池やバロック様式の庭園が作られており、台北の騒がしい街の中にありながら、優雅なスペースを造り出しています。

松山文創園区の施設①:煙草製造工場

松山文創区の施設①:煙草製造工場

では松山文創園区の主要なスポットを見ていきましょう。

まずは昔の煙草製造工場です。この建物は、回廊になっており中央に中庭があります。

また、2階に煙草製造用の機械を置いていたため、その重さを支えるために1階にはたくさんの柱が使われています。この建物は今では「台湾設計館」として改築されており、さまざまなデザインが展示されています。

入り口にはオレンジ色のモダンな円いオブジェが置かれているのですぐわかります。

松山文創園区の施設②:機械修理工場

松山文創区の施設②:機械修理工場

松山文創園区のもう一つの大きな建物は、かつて機械修理工場だったものです。今では商業施設として作り変えられ、特に芸術品・民芸品が展示・販売されています。

中でもガラスアートギャラリー「琉璃工房」は台湾で1960年代に活躍した映画監督張毅と妻で女優の楊惠姗の夫妻が開設したもので、工房内には華やかなガラスの芸術品が置かれています。またこの建物内にあるレストラン「小山堂」は琉璃工房が経営しているものです。

松山文創園区の施設③:その他の施設 (ボイラー室、託児所、倉庫)

松山文創園区の施設③:その他の施設(ボイラー室)

松山文創園区には、その他昔のボイラー室がそのままの面影を伝える形で残っています。ボイラー室の中には入れませんが、建物の古めかしさが何とも言えない味わいを醸し出しています。

松山文創園区の施設③:その他の施設(託児所)

また、煙草工場で働く人々の子供を面倒見ていた託児所も残っています。託児所は青く塗られた外壁がパステル調でかわいらしい雰囲気を造り出しています。

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松山文創園区の歴史や背景

煙草工場の歴史

観光の見所やポイントでも触れましたが、松山文創園区は現在の姿になる前は台湾総督府の専売煙草工場でした。正式名は「台湾総督府専売局松山菸草工場」と言いました。日本統治時代の1937年に創設され、戦争中も稼働を続けてきたのですが、煙草の消費量が減ったため1998年に煙草工場の操業を停止しました。松山煙草工場には、当時そこで働く人々が暮らしやすいようにということで、社員寮、風呂場のほか診療所や託児所などが整えられていました。

松山文創園区創設のいきさつ

松山煙草工場は、1998年に閉鎖された後、2001年には台北市の史跡として指定されました。その後2010年に、現存の建物を芸術的な文化施設として活かすことが決定され改築工事が始まりました。改築後、2012年に、この煙草工場地帯は、松山文創園区として新たにオープンしたのです。それ以来、松山文創区ではさまざまな展示会や芸術イベントなどが開かれ台北の主要総合文化エリアとして発展しています。

松山文創園区が目指すもの

松山文創園区には、ショップやレストランも置かれていますが、商業的な目的のために作られたのではなく、「台北の創造の中心(クリエイティブハブ)」になることを目指しているのです。松山文創園区の公式サイトによると、松山文創区はこの目的のために4つの主要方針を打ち出しているそうです。その主要方針とは、「創造的研究所」「創造的共同体」「創造的学校」「創造的展示の場」の4つです。具体的には、長・短期の展示会、映画の撮影、記者会見、さまざまな授賞式、セミナー、コンフェランス、ファッションショーなどの会場として利用してもらうよう広くアピールし、台北の文化・芸術レベルを高めることを目的としています。

松山文創園区へのアクセス情報

住所台北市光復南路133号
営業時間室内 9:00~18:00
室外 8:00~22:00
その他カフェやレストランはショップによって異なる
休みなし

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