台湾北部を旅する時に利用したい松山空港は、台北市内に位置する都心空港です。台北駅からのアクセスも楽々なので初めての台湾旅行でも迷うことなく移動できます。
日本からの渡航でよく使われるもう一つの空港、桃園国際空港と比較して行きたい場所によって空港をチョイスすれば賢い旅が実践できますね。
松山空港こと台北松山空港は台北市内の北エリアである松山区に位置しています。
空港から台北中心部への移動にはMRTが便利です。空港を出てすぐ目の前にある文湖線松山機場駅から乗車し、忠孝復興駅で板南線に乗りかえれば台北駅まで所用時間はわずか16分という手軽さです。乗車賃も25元とリーズナブル。旅行中はできるだけ移動での時間ロスをなくしたいですよね。松山空港なら台北に到着してすぐにでも観光が始められます。
大きな荷物を持っている場合や、乗り換えが面倒ならタクシーで空港へ向かいましょう。こちらは渋滞がなければ15分から20分ほどで到着します。MRTに比べると乗車賃は約200元と高くなりますが、日本でタクシーに乗るよりはるかにお得です。目的地によっては市内バスを利用するのも一つの方法です。
空港内には2つのターミナルがあり、それぞれ国際線専用の第1ターミナルと国内線専用の第2ターミナルに分かれています。
国際線と言ってもの日本から松山空港への便があるのは残念ながらANA、JAL、エバー航空、チャイナエアラインなどの羽田空港発着便のみ。最近は韓国金浦空港への路線も増え、周遊旅も簡単にできるようになりました。
台湾国内は交通の便が発達しているので、どこへ行くにも様々な手段が選べます。台北プラスαで台湾を巡る際は時短できる空路での移動も考慮したいですよね。太魯閤で有名な花蓮や台東、離島の金門などへの便が松山空港から出ています。
広すぎる空港ではどっちに行けばいいかわからない!というストレスがありますが、ここは小さな空港なので飛行機が到着して空港を出るまでのルートもとても単純明解です。
到着後、入国審査前に免税店があるのが松山空港の特徴の一つです。台湾についてすぐに必要なものを買いたい時に駆け込めますね。化粧品やお酒、たばこなどを販売しています。
出国ゲート内にも免税店がありますが、桃園空港のように大きくはないので品数は少なめです。その他に、空港限定のエアライングッズ店「C’airshop」、台湾メイドの雑貨を販売している「亜熱帯商店」をはじめ、お茶、お菓子など台湾を旅立つ前にちょっとだけお土産を買い足したいというときに使えるお店があります。
日本でもおなじみの7-Eleven(台湾は統一超商股份有限公司が運営)ですが、台湾にはオリジナルキャラクターがいることをご存知でしょうか?その名も「オープンちゃん」という虹を被ったキャラクター。
このキャラが台湾では大人気なんです。日本ではお目にかかれないため、台湾の「ご当地ゆるキャラ」 オープンちゃんのグッズは観光客にも好評です。7-Elevenの各店舗でもオリジナルグッズを販売していますが、この松山空港の店舗が最もラインナップが充実しているのだとか。台湾でしか手に入らないのでレアもの土産として話題になっていますよ。
スターバックスコーヒー、モスバーガー、サブウェイは日本でもおなじみのお店ですが、台湾限定のご当地メニューに会えるかもしれません。出発前まで台湾らしさを味わいたいという方は台湾ではおなじみのコーヒーチェーン店、伯朗珈琲館(ブラウンコーヒー)やパールミルクティで有名な春水堂はいかがでしょうか。ゲート内には台湾小吃のお店もあります。
都心部から空港までの距離だけでなく空港内の移動距離も少なめなので、台湾を発つギリギリまで時間を有効的に使って遊ぶことができます。空港周辺には最近おしゃれエリアとして注目を浴びている富綿街があります。
ハイセンスな雑貨店や茶藝館、カフェなどが立ち並ぶスポットで、日本人旅行客にも人気です。空港へ向かう直前にも観光ができてしまう松山空港を便利に使いましょう!