
台湾情報2018年5月24日
昨日紹介した台湾のパン屋「呉寶春」。
フランスで開催された世界最高のパン職人を決定するコンテスト「クープ・デュ・モンド・ド・ラ・ブーランジュリー(ベーカリー・ワールドカップ)2016」で再び呉寶春(呉宝春)さん率いる台湾チームが準優勝の栄光に輝きました。
今回の台湾チームは呉宝春さんを監督に、王鵬傑さん、陳有鋕さん、謝忠祐さんの三人でチームを組んで参加。1年かけてコンテストのために準備を進めてきましたが、すでに決まっていたはずのテーマを主催団体は開催の数か月前に「国家の代表的なスポーツ」に変更。
残り僅かな時間で、リーダーの王鵬傑さんが創意工夫を発揮し、台湾南東部・台東県の原住民ブヌン族の「紅葉少年野球チーム」をテーマにしたパンを制作しました。これが海外の審査員から高評価を得たそうです。
コンテストでは、わずか8時間で100㎝近くの高さがあるパンを完成させ、かつて台湾の人々が野球を通して団結したことを表現しました。呉宝春さんは2008年に同コンテストで準優勝、2010年にグランプリを獲得した世界チャンピオンのパン職人として知られています。
ベーカリーは本店の高雄の他に、台北にも支店があり、パン好きの日本人観光客が通う人気店です。
新たなタイトルを得たパンは店頭に並ぶのでしょうか。楽しみですね。