都会的な建物が所狭しと並んでいる台北中心部ですが、意外と公園が多いのはご存知でしょうか。
台北市内の地図を広げてみると、緑のゾーンがたくさんあることに気づきます。
万博公園を始め大きな公園から小さな公園まで様々ありますが、最もエンタメ感溢れる公園「二二八和平公園」をオススメしたいと思います!
二二八和平公園は1908年、日本統治時代に建設されました。
すでに100年以上の歴史を誇る公園です。総面積は71,520平方メートル。
数字を見てもイメージしにくいですが、東京ドームがすっぽり入ってもまだ余るくらいというと、どれほど広大なのかわかりますよね。
最寄駅はMRT淡水線の台大医院駅となりますが、台北駅から歩いても10分かからない程度なので、街歩きのお散歩コースに加えてみてはいかがでしょうか。
二二八和平公園の敷地内にある見所の中で写真の映える場所といえばこちらの涼亭。
中華風建築の涼亭の周りは池になっています。鯉や亀がのんびりと過ごしている台北市民の憩いの場。
年間を通じて温暖な気候の台湾…とよく言いますが、台湾で最も人が集まる観光シーズンの夏場は日本よりも厳しい暑さ。
涼しい百貨店の中へ入ると案外空調が効きすぎていて寒すぎる!と感じた方も多いでしょう。
そんな時は台湾の日常を垣間見つつ、自然の風で涼める涼亭で一休みしてはいかがでしょうか。
二二八和平公園と時を同じくして出来た台湾で最も歴史ある博物館です。
ギリシャ神殿とドーム式神殿建築を合わせた堂々たる姿が重厚感たっぷり。
建物の中へ入るとエントランスの美しさに驚きますよ。
常設展示では台湾原住民の貴重な資料や台湾の自然についての展示が行われています。
また定期的に特別展が開催され、時には「ドラキュラ展」など一風変わった展示も。
剥製や模型などを多様した展示内容は大人から子供まで楽しめますよ。
台湾の朝の風景というと太極拳。
早朝に二二八和平公園を散歩すると、太極拳を楽しむお年寄りの集団を見かけます。
ゆったりとした太極拳の動きを真似をしてみるのも、楽しい旅の朝の始まりかもしれませんね。
太極拳は難しそう…。
それなら歩くだけでOKの健康歩道へ行ってみましょう!
台湾の大きめの公園では実はポピュラーな足ツボの歩道。
広い広い二二八和平公園の中にも足ツボ歩道があります。
ゴツゴツした石の上を歩くと足ツボを刺激してくれる道ですが、痛いか気持ちいいかはあなた次第。
足ツボの説明もあるので、是非チャレンジしてみてくださいね。
公園の木をじーっと見ているとリスの姿が。
二二八和平公園の木々には台湾リスが生息しています。
台湾リスは通常のリスよりも大きくて見つけやすいので、探してみましょう。
自然に溢れる公園内ではその他にも、野生動物に出会えることがあるかもしれませんよ。
国立博物館、涼亭の他に、二二八和平公園の敷地内には台北二二八記念館という施設があります。
ここは二二八事件の資料が展示された資料館で、台湾で最も悲しい歴史と呼ばれる二二八事件についての詳細に触れることができます。
日本語のオーディオガイドを聞きながら館内を見て回ると、より深く台湾の歴史を知ることができます。
見所の多い二二八和平公園をご紹介しました。
観光スポットには色々な楽しみ方がありますが、二二八和平公園へ行けば、台湾らしい日常の風景にも台湾の歴史を勉強することもできます。
色々な楽しみ方が出来るエンタメ感たっぷりの二二八和平公園に立ち寄ってみてくださいね。
住所 | 台北市凱達格蘭大道3号 |
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営業時間 | 5:00~24:00(入園自由) |
アクセス | MRT淡水線「台大医院」出口1から徒歩すぐ |
地図 |