
台湾情報2018年5月24日
2015年10月にプレオープンした高雄ライトレール(以下LRT)。
運行区間は籬仔内-凱旋中華間の2.2キロです。途中には凱旋瑞田、前鎮之星の2駅がありますが、これまで乗降は籬仔内駅に限られていました。
しかし今後は途中駅での乗降が可能になります。電車は現在午前9時から午後7時まで30分間隔で運行しています。
LRTは電力で走る電車でありながら全線架線がないというのが特徴の次世代型路面電車です。一部区間で架線がないLRTは他国でも運用されているものの、全ての架線をなくしたのは高雄が初めてなのだとか。
そしてLRTは省エネ、ECOを意識した乗り物としても注目されています。80%の軌道敷を緑化していることから、景観はもちろん環境を配慮した作りになっています。停車中の20~25秒の間で車両に搭載されている蓄電装置に充電し、次の駅まで走行する電力を蓄えるという点も次世代型として魅力的なポイント。
最新技術を取り入れたLRTのすっきりとした車体に加え、洗練された駅舎デザインも必見です。「前鎮之駅」の駅舎は、台湾原住民アミ族の民族衣装に使われてる赤、黒、オレンジのカラーがデザインされています。高雄を訪れた際は一度利用してはいかがでしょうか。