台湾(台北/台南/高雄)の観光旅行情報

龍山寺ー台北ー

龍山寺は1738年に創設された台北で最も歴史の長いお寺です。

100以上の様々な神様が祀られており、台北のパワースポットとして訪れる人が後を絶ちません。

龍山寺観光の見所やポイント

龍山寺の概要

龍山寺

龍山寺は台北の萬華地区にあるお寺です。

龍山寺に行くにはMRTの板南線に乗り「龍山寺」で下車し出口1から出るとすぐです。

龍山寺周辺は賑やかな商店街になっており、仏具店、骨董品店そしてその他様々な店が並ぶ「下町」の雰囲気が漂うエリアです。

龍山寺に着くと、まず大きな門がありますからそこを潜ると龍山寺の建物が見えます。入るときは左から入って右から出るのが風習になっています。これは左側が龍門、右側が虎門になっていて龍から入って虎ででることが縁起が良いと考えられているためです。

龍山寺の建築様式

龍山寺

龍山寺の建物は「中国宮殿式廟宇建築」と呼ばれ、屋根に特徴があります。弓型に沿った屋根の上には龍をもじった華やかな飾りが見られます。

また境内は天井に龍が登っていくようなデザインがされています。龍山寺の境内は1800坪もあり、上から見ると「回」の字のように見えます。

この境内は1919年に修復されています。

龍山寺の美術的見どころ

龍山寺

「回」の字になった龍山寺の境内の前殿(三川殿)には独特な美術品が飾ってあります。

まず入り口の左と右にあるのは1920年代につくられた「銅雕龍柱」です。台湾では普通寺院の柱は石でできているのですが、銅雕龍柱はその名の通り銅でできています。この柱には登り龍が見事に形作られています。

また、近くには太鼓の形をした「抱鼓石」があり、ここに龍の彫刻がされています。龍山寺は名前が占めるように、あちこちに龍の装飾が見られます。台湾では龍が大変縁起の良い動物だと考えられているのです。

龍山寺の歴史や背景

龍山寺創設の背景

龍山寺

龍山寺は中国の清からやってきた漢民族によって1738年に創設された台北で最も古いお寺です。

当時台湾はまだまだ生活するには環境が悪く、中国本土から移り住むようになった漢民族の6割は病気などで死亡したと言われています。そうした災難を逃れるための祈りの場として作られたのが龍山寺だと言われています。

そしてその祈りの場は、今でも台北最大のパワースポットとして多くの人を集めているのです。

空襲でも生き残った観音菩薩

龍山寺には長い歴史がありますが、1945年にアメリカの襲撃に合い、敷地内の多くが破壊されてしまいました。

ところが、境内に祀ってあった「聖観世音菩薩」は被害に逢わず、しかも空襲を逃れて龍山寺の観音菩薩の周りに集まってきた人たちは無事だったため、龍山寺で願いことをすればそれが叶うという信仰が強まりました。

龍山寺の神様

龍山寺には、100以上の様々な神様が祀られいますが、そのためご利益を求めて集まる人が多く、特に旧暦の毎月1日と15日そして正月は指定参拝日となっており大変混みあいます。

龍山寺に祀られている神様の中で女性に人気があるのが安産と恋愛の神様。特に恋愛の神様である「月下老人」のところではおみくじを買うと赤い糸がもらえます。この赤い糸を大事にもっていれば結婚相手に巡り合えると言われています。

龍山寺の参拝方法

龍山寺

龍山寺での参拝方法は、日本と違っているのでご紹介します。

まずお寺内で線香を何本か買います。それに火をつけ、両手で持ち、頭の高さまで上げ、その格好で神様に向かって3回お辞儀をします。その時に名前、住所、生年月日を伝えます。

これは祈願者が何者なのかを明確にするためでそれからどんな願い事をしたいのかを伝えます。

龍山寺のおみくじ

龍山寺

龍山寺

龍山寺で参拝した後はおみくじを引きましょう。

但し、おみくじを引く前に、引いても良いかどうかを神様に判断してもらわなくてはいけません。

このためには、三日月形の2つの赤い木片を使います。その木片を投げて2つの木片が3回とも表もしくは裏だったら願い事を変更しなければいけませんが、表と裏が混ざっている場合はその願い事が受け入れられます。

そして、そばに置かれた木の棒のおみくじを引くことができます。

龍山寺へのアクセス情報

住所台北市広州街211號
TEL02-2302-5162
営業時間6:00~22:00
休み年中無休
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