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アブラギリが見頃の台湾・新北市でイベント開催

アブラギリの開花に合わせて「新北市客家桐花祭」が5月14日まで、新北市内の各地で開催中です。

各会場では客家料理の販売や写真コンテスト、ウオーキングイベントなどを行い、客家文化をアピールします。アブラギリ(油桐花)とは、山間部に生育している木で、春から夏に変わる季節に美しい純白の花をつけます。木から落ちた花がひらひらと舞い落ち、道一面を白く染め上げる風景はまるで雪が降っているような美しさ。そのためアブラギリは別名「五月の雪」とも呼ばれています。毎年多くの人がこの時期になると、散策と花観賞に訪れています。

200~300年前、客家人はアブラギリを家計を支える重要な作物としていたそうです。客家人とアブラギリには深い縁があるんですね。そのため行政院客家委員会は客家の文化や歴史を伝えようと、アブラギリをテーマにしたイベントを各地で実施しています。

新北市の他にも新竹、桃園、苗栗、花蓮、台東など、客家文化を継承する14のエリアでアブラギリを鑑賞できますよ。台湾人にとってアブラギリは日本人にとっての桜のような存在ともいえるでしょう。

日本では滅多に見かけない植物なので、この機会にアブラギリ鑑賞と客家文化を同時に楽しんでみてはいかがでしょうか。


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