おしゃれなノートやメモ帳などの実用的な文房具は、日常的によく使うものだからこそ良いものを選びたいですよね。デザイン文具に目がないという方も多いのではないでしょうか。台湾にもおしゃれなノートを扱っている雑貨店がありますよ。自分用にも友達へのお土産にもぴったりな、オリジナルノートを販売する「品墨良行」をご紹介します。
「品墨良行」は有名飲食店や茶藝館、カフェなどが集まる人気エリア「永康街」にあります。永康街はもともと住宅の多い場所なので、メインの通りから少し道を逸れるだけで急に静けさを感じられるのが良いところ。路地裏散策が楽しいスポットの一つですよね。品墨良行もまたそんな場所にひっそりと建っています。
品墨良行は、品墨設計工作室というデザイン会社が発信しています。オーナーはグラフィックデザイナーの小富(シャオフー)さん。紙を主役に据えた珍しいお店ということで、地元のお客さんはもちろん、デザイン文具が好きな観光客にも人気があります。ノート、カード、便箋などシンプルなものから、茶目っ気のあるデザインまで、紙への愛情が深まりそうな商品が並んでいますよ。店内を見渡せば、品墨良行のテイストが伝わってきます。
棚にはいろいろな種類の紙が並んでいます。一つ一つ質感や色合いが異なっていますね。紙の名前はそれぞれ漢字で書かれているので、名前からどんな紙か想像してみましょう。
お店の代表的なノートが2種類あります。まずは品墨良行の名刺とも言える商品「晒日子」。晒す、日、子、この三つの文字からどんな商品をイメージするでしょうか。その名前のごとく、太陽の光で紙を日焼けさせて使うノートです。日に焼けると紙の色がどんどん変わっていきます。部屋の中で一番日差しが差し込む場所に置いてみたり、天気のいい日に屋外でしばらく日に当ててみたり。まるでノートを育てているような感覚になりますよ。
もう一点の人気商品が「我的筆記本」です。こちらは色々な種類の装丁デザインがあるノートです。例えば”視力”という名前の我的筆記本は、視力検査ができるデザイン。勉強ノートとして使えば気分転換になるかもしれませんね。そしてこちらはピンホールカメラが付いている、”私の人生・写真”というノートです。ピンホールカメラで撮影した写真をノートに貼って、写真日記を付けてみると楽しいかもしれません。ただ書くだけでなく、ノートを最大限に遊ぶ、そんな作り手の思いが感じられますよね。
店内には工房のようなデスクがあり、ここでは自分だけのオリジナルノートを作ることができます。デスクの周りに並ぶ道具を見るとワクワクしてきますよ。好きな紙を選んで、消しゴムハンコを押したり、イラストを描いたり、自由に創作してみましょう。世界にたった一冊の手作りノートが出来ます。旅の記念に、台湾の思い出を綴るノートを作ってみてはいかがでしょうか。自分の感じた台湾を表現して、大切な人へのプレゼントにすれば喜ばれますよ。
外からも店内がよく見える街上店は、お店の左手にコーヒースタンドを備えています。買い物をした後は、是非コーヒーをテイクアウトして街歩きに出かけましょう。お店ご自慢のコーヒーとよく合うクッキーもお試しください。台湾でノートを作るという、ちょっとした体験が特別な旅の時間を演出してくれますよ。
住所 | 台北市永康街75巷10号 |
電話 | 02-2396-8366 |
営業時間 | 13:00~19:00 |
休み | 月・火曜日 |
アクセス | MRT東門駅出口5から徒歩5分ほど |
地図 |