どこにでもあるようなキラキラしたアクセサリーよりも、個性的で自分のセンスを主張してくれるようなものが好きという方におすすめしたいのが、アクセサリー店「爆炸毛頭與油炸朱利工作室」です。なんだかすごい字面ですが、名前とは対照的に都会的でおしゃれな店内が待っています。
「爆炸毛頭與油炸朱利工作室」は、英語では「Bomb Metal & Fry Jewelry」と表記されます。「爆」や「油」という文字を見ると、爆発しているの?!と思ってしまいますが、シルバー作りをする際は銀を溶かしたり、打ったり、彫ったりという作業があり、いろいろな音がします。それがまるで料理をしている時の音のようだということで、このような名前になったそうです。溢れ出る想像力が爆発するような意味もありそうですね。ちなみに 「毛頭」というのはメタルのこと、”朱利”はジュエリーを指します。店の入り口には銀細工を作る二人のシルエットが描かれていますよ。
オーナーを務めるのは女性アーティストコンビPeggyさんとTingさん。現在の店舗は2011年から構えたアトリエ兼ショップです。店の奥の工房では日々新しいインスピレーションが生まれています。金槌の取っ手を押して店内へ入ってみましょう。余計なものがなく、すっきりと見やすいお店です。ホワイトの壁と優しいブラウンのみで抑えたシンプルな色使いが空間を広く見せて、アクセサリーの存在を際立たせています。たくさんの作品をただ並べるのではなく、それぞれのアクセサリーが持つ主張を邪魔しないディプレイが印象的です。
例えば全身をワンカラーコーディネートでまとめたとき、何か一つだけアクセサリーを足してみると、一気に印象が変わりますよね。それはネックレスだったり、ピアスだったり、ブローチだったり。色々な選択肢があるでしょう。爆炸毛頭與油炸朱利工作室から生み出されたアクセサリーの数々は、ユーモアを持った面白いデザインばかりなので、何か一つ身につけているだけで「どこで買ったの?」と尋ねられるかもしれません。独創性のあるデザイナーが作り出すものには、人の興味を引かずにはいられない魅力があります。オーナー二人以外にも台湾で活躍する若手作家たちの作品もセレクト販売されていますよ。
台湾らしい作品でもっと台湾の良さを伝えたいというコンセプトから生まれたのが、「台湾原生種生物系列(台湾原生種シリーズ)」です。こちらは台湾の動物たちがモチーフになっています。中でも目を引くのが、台湾の国鳥である「藍鵲」をあしらったシリーズです。この鳥は、大変長い尾羽を持っているのが特徴。まるで紙を折っているようなデザインで、とても美しいフォルムを描いています。台湾アカゲザルや絶滅危惧種の台湾黒熊などもあります。チョーカーやリングそれぞれ形や素材が異なっていますよ。他に人気商品では、エリザベスカーラーをつけた猫や犬のデザインも。
男性へのプレゼントならオーダーメイドが可能なマネークリップや、太めのしっかりしたリングなどが良いかもしれませんね。食器類やカトラリー、版画作品など、じっくり鑑賞しながら選びたいものもあります。中山エリアの静か路地にあるお店。通りを歩いているとどこからか作業の音が聞こえてくるかもしれません。
住所 | 台北市大同区承德路二段1巷27号 |
電話 | 02-2552-5931 |
営業時間 | 金・土曜日 12:30-22:00 日~木曜日 12:30-21:30 |
休み | 月曜日 |
アクセス | MRT中山駅出口2から徒歩約5分 |
地図 |