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台湾の伝統から生まれるレトロ雑貨「彰藝坊」

子供の頃は誰もが見た昔ながらの人形劇。台湾にも伝統的な「布袋劇」という人形劇があります。

今回ご紹介する「彰藝坊」は、布袋劇の伝統と文化に触れられるお店です。永康街の静かな住宅街に建つお店に行ってみましょう。

台湾の受け継がれる布袋戯の人形たち

台湾の伝統から生まれるレトロ雑貨「彰藝坊」

昨年「霹靂(ピリ)」という「台湾のイケメン人形劇」が日本でも話題になりました。台湾の若者には日本のアニメ並みに人気があり、誰もが知る作品です。こうして伝統文化が時代に合わせて変化しながら、受け継がれているのは素晴らしいことですよね。今でも古典的な布袋劇は廟で演じられることが多いのだとか。彰藝坊のオーナーは、彰化で「彰藝園掌中劇團」という布袋劇の劇団を持ち、このお店では人形を制作しています。布袋劇をもっと身近に感じてもらおうと、店内では人形の展示販売も行われていますよ。近くで人形を見ると、精巧な衣装のデザインに驚きます。きらびやかな衣装に身を包んだ人形たちが、どんな動きをするのか気になりますよね。地下には実際に布袋劇に登場する人形「掌中形」を作る工房を備えており、こちらも見学可能です。

端切れがかわいい雑貨に変身

台湾の伝統から生まれるレトロ雑貨「彰藝坊」

彰藝坊では、掌中形の衣装を作る際に出る、余り布の有効活用方法を考えたそうです。そして、その端切れをパッチワークのように組み合わせて作った布小物を次々と制作。これが観光客に大人気となりました。台湾らしい客家花布やレトロな模様をカラフルな布と合わせているのが特徴です。トートバッグやショルダー、小さなポーチまで豊富な種類が揃います。もちろん全て手作りなので、同じデザインのものはほとんどありません。カラフルなリバーシブルバッグや、使い勝手の良さそうなトートバッグなど、実用性も兼ね備えた商品がたくさん壁にかかっています。

台湾土産にあれもこれも欲しくなる!花布グッズ

台湾の伝統から生まれるレトロ雑貨「彰藝坊」

お土産には持ち帰りしやすい小さなものがいいですよね。ブックカバーや布張りのオリジナルノートなどの文具系、そしてキュートながま口の財布などもあります。5枚入りのコースターなら、1枚づつ配ることもできますよ。鮮やかな色合いのコースターを使えば、自宅でもカフェ気分でドリンクが味わえそうです。他にはお弁当を包む風呂敷や、花布をあしらった水筒など、ランチタイムのテンションを上げてくれそうなものも。部屋を飾るなら、照明カバーやクッションなど、ワンポイント置いておくだけで、気分が上がりそうな商品もあります。デザインや形の違いなど、一つずつ見ていると全部欲しくなってしまうかもしれません。日本で販売しているパッチワーク雑貨は、手が出しにくい価格が多いですが、彰藝坊の商品は比較的手頃なので、掘り出し物を探してみましょう。

彰藝坊の人形を見ていると、布袋劇についてもっと知りたくなります。興味が湧いた方は、MRT國父紀念館駅から徒歩7分ほどのところにある台北偶戯館へ行ってみましょう。布袋劇の制作過程や、衣装、演出用の楽器など、布袋劇の歴史や文化に触れられます。他にも影絵人形芝居を始め、人形劇に関する様々な展示が行われていますよ。

台湾の伝統から生まれるレトロ雑貨「彰藝坊」

住所台北市永康街47巷27号
電話番号02-3393-7330
営業時間11:00~19:00
休み月曜日
アクセスMRT東門駅出口5番から約徒歩5分

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