台湾(台北/台南/高雄)の観光旅行情報の提供から台湾のガイドや通訳の派遣を行っています。

台湾の歴史や文化からみた:忠烈祠

Ad

台湾忠烈祠は正式には「国民革命忠烈祠」と呼ばれており、辛亥革命の志士や日中戦争の戦没者を祀ってある護国神社です。

台北をはじめ台湾の主要都市にありますが、台北にある忠烈祠がもっとも規模が大きいため、ここでは主にこの台北の忠烈祠について詳しい内容をご紹介します。

忠烈祠の観光の見所やポイント

厳かな雰囲気の漂う忠烈祠

台湾の歴史や文化からみた:忠烈祠

忠烈祠は台北駅から北に2キロほど行った基隆河のすぐ近くにあります。

正面には台湾特有なデザインをあしらった白い大門が建てられています。その大門をくぐると広い中央広場に出ます。その広場の向こうの端にはオレンジ色の屋根と赤い柱の山門が見えます。

そしてそこをくぐると忠烈祠大殿に出ます。大殿には屋根のすぐ下に豪華絢爛な模様が施されています。全体として中国の紫禁城を参考にして建築されたと言われています。

大殿は忠烈祠の中で中心になる建物で、ここにはこれまでの戦争で亡くなった33万人の霊が祭られています。全体として厳粛な雰囲気が漂います。

忠烈祠を守る衛兵

台湾の歴史や文化からみた:忠烈祠

忠烈祠には軍服に身を包んだ衛兵が大門を初め随所随所に立って警備をしています。この衛兵は毎日決められた時間がくると次の衛兵のグループと交代するのですが、この交代のときに行うセレモニーが忠烈祠の見どころの一つになっています。

忠烈祠の守衛は陸海空軍が交代で行うのですが、軍服の色が青いのは空軍、白は海軍、そして緑は陸軍になっています。

忠烈祠では、また、毎年3月29日の青年節と9月3日の軍人節に記念式典が開かれます。この時には忠烈祠への一般入場は禁止されています。

忠烈祠観光時の留意点

台湾の歴史や文化からみた:忠烈祠

忠烈祠では衛兵交代が行われ、一見華やかに見えるかもしれませんが、あくまでも戦没者を祀る神社ですから、他の観光スポットとは違った注意が要求されます。

まず、大声で話したり笑ったりすことは禁止されています。また、喫煙はできません。入場する際の服装も豪華でなくても良いですが、きちんとしたものを着ていきましょう。

敷地内では脱帽が必要です。そして常識範囲ですが、飲酒をしてい人は入場できない場合もあります。敷地内の写真撮影は衛兵も含めて自由ですが、衛兵に話しかけたり触ったりすることは禁じられています。

なお、忠烈祠はMRT淡水線に乗り、「圓山」駅で下車し出口1からタクシーで約5分のところにあります。

士林観光夜市

士林観光夜市

忠烈祠から北西に1キロほど行った、大東路と大南路は「士林観光夜市」が開かれることで有名です。

士林観光夜市は台湾で一番有名な夜市で、特に若者に人気があるので、映画館や食べ物の店が多数あります。また大東路ではアパレスやアクセサリーの他、占いの店もいくつか見られます。

ここは混みあうだけあり、スリなどの犯罪も起きていますから注意が必要です。

台北・士林夜市で外せないおすすめグルメ!

忠烈祠の歴史や背景

忠烈祠創立のいきさつ

台湾の歴史や文化からみた:忠烈祠

忠烈祠はその正式名「国民革命忠烈祠」の通り、1911年に起きた辛亥革命やその後の日中戦争などで命を落とした人々の霊を祭ってあるところですが、忠烈祠は日本統治時代に「台湾護国神社」があった敷地を利用して1969年に建てられたものです。

忠烈祠に祀られている人々

忠烈祠には、前述の通り、辛亥革命の志士や日中戦争の戦没者の霊を祀ってありますが、その中でも、主要建造物の大殿には、左側が文烈士祠、右側が武烈士祠というように分かれ、それぞれの分野で革命や戦争に貢献した人の位牌や遺品が飾られています。

このように祀られた人の中には、軍人や戦士だけでなく、革命家や政治家、また医師やその他国家に貢献した人もいます。その中でも「革命に倒れた唯一の日本人」と言われた山田良政は国父と言われる革命家「孫文」の同志として命を落とし、この忠烈祠に祀られています。

忠烈祠に飾られた芸術作品

忠烈祠の山門や大殿には、いくつかの絵が飾られています。まず、山門に入るとすぐ横の壁に飾られているのが戦いの様子を描いたレリーフ。一つは抗日戦争の絵、もう一つは革命の様子を表した絵です。当時の様子が良く表現されています。

また、大殿の左右の通路にはそれぞれ5枚の絵が飾られています。これらの絵は戦争の時の様子を描いたものですが、中には孫文が革命の同志と会談している場面を描いた絵もあります。レリーフも絵画も日本語の解説がありますから、当時の社会事情を理解する助けになるでしょう。

台北以外にある忠烈祠

忠烈祠は台北以外、高雄、花蓮、淡水、台中などにもあります。規模は台北の忠烈祠ほどはないのですが、どれも中国様式に基づいて作られたもので、豪華絢爛です。

そしてどの忠烈祠も、風水の理論に基づいて、風景の美しいところに建てられているのが特徴です。例えば高雄の忠烈祠は山の上に作られ高雄の町や海を見渡すことができます。また、多くの忠烈祠は日本統治時代の神社の跡地を利用しているのも共通した特徴になっています。

台湾・忠烈祠のアクセスなど情報

住所台北市北安路139號
TEL02-2885-4376
営業時間9:00-17:00
休館日3月28日、9月2日
(3月29日、9月3日:午後のみ開放)
アクセスMRT圓山駅からタクシーで約5分。
バス:21、42、208、247、267、287、646、902番に乗り忠烈祠バス停で下車。
おすすめ記事