
台湾情報2018年5月24日
建築家の伊東豊雄氏が設計を手掛けたことで大きな話題となった「台中国家歌劇院」が、いよいよ8月26日にプレオープン決定。
当日は大々的に開幕セレモニーが行われます。正式な開館は9月30日を予定しており、9月29日までのプレオープン期間中は国内のパフォーマンスチームによる様々な公演が行われるそうです。
8月26日からは伊東氏の建築展も開幕します。歌劇院は、台中市政府と文化部が共同出資し、台中市が計画と工事を進めてきました。工事はまもなく完了し、その後は文化部に寄贈され、ナショナル・パフォーミング・アーツ・センター(国家表演芸術中心)の管轄施設として運営されます。台中国家歌劇院の建設に要した期間は10年余りというから驚きです。
外観自体は昨年すでにその姿を見せており、歌劇院を囲むスペースは地元の人たちの憩いの場所にもなっています。あまりに大きな建物なので全景を捉えるには少し難しいですが、昼間と夜のライトアップされている外観はどちらも思わずシャッターを切りたくなる美しさです。優美な曲線を描くデザインを是非間近で体験しましょう。
周辺地区は高級住宅街になっており、大変都会的なマンションが立ち並ぶエリアです。台中市中心部からは離れていますが、わざわざ見に行く価値ありの建物ですよ。