日本国内の高速、夜行バス予約で知られるWILLER TRAVEL、WILLER EXPRESS JAPAN、WILLER CORPORATIONの3社と、台湾の大手バス会社である國光汽車客運(國光客運)が、訪台日本人向けの商品を販売開始しました。
販売されるのは、桃園国際空港と台北、台中を結ぶ空港バス、台北と観光地を結ぶバスツアー、全路線乗車券「KINGPASS」など。対象となるバスは日本語での車内アナウンスを実施するほか、バス乗車時に「降車カード」を乗務員に渡すことで、降車場所到着時に利用者に知らせるというサービスも。また、日本語対応可能なサポートセンターも設置されます。初めての台湾旅行での移動が不安という方でも安心してバスを利用できますね。
日本人建築家の安藤忠雄氏が、台湾南部、嘉義県の阿里山地区に「山の教会」を建設することが決まりました。建設予定地は、湾高速鉄道嘉義駅から阿里山国家森林遊楽区までを繋ぐ阿里山公路の61.5キロ付近です。嘉義県は山の教会の建設を通じて、日台の100年来の縁を結びたいとしています。
安藤忠雄が設計した建築というと、台湾台中市にある亜州大学内の亜州現代美術館が有名です。台中と嘉義は台湾高速鉄道を利用すればあっという間に到着。台湾鉄道利用でも特急で約1時間半ほどです。山の教会完成後は安藤建築を見るために、台湾中南部を訪れる観光客が増えそうですね。
台北市の博愛特区エリアに位置する煉瓦造りの建物というと総統府。内部が一般公開されているため、見学したことのある方も多いと思います。今回総統府の常設展がリニューアルされました。展示を手がけたのは20代の若手チーム。「日常」、「時代」、「声」、「想像」といった7つのテーマで展開されています。
注目は、「想像」エリア。ベテランから若手まで、台湾を代表する人気芸術家たちが「想像の中の総統府」をテーマに描き下ろした作品を展示しています。総統府の記念品センターでは、日本でもデザイン界で話題となっている有名デザイナーのアーロン・ニエ(聶永真)がデザインした商品などが新たに販売されます。アートに対して間口の広い台湾ならではの企画ですよね。お土産探しに総統府へ行ってみてはいかがでしょうか。
台中市政府とマンダリン(華信)航空は15日、台中と大分を結ぶ定期チャーター便を就航。初便は2018年開催の台中世界花卉博覧会(世界花博)をPRする特別塗装機が使用されました。大分と台中はどちらも多くの温泉地があるため、今後は温泉観光の交流も進めていく予定です。
定期チャーター便の座席数は104席で、2016年9月15日から12月25日まで毎週木、日曜の2便、計30往復が運航されます。運航スケジュールは、台中発9:40、大分発14:05と利用しやすい時間帯。台中との直行便を運航することで、台湾と大分それぞれの観光客増加を目指します。
台湾の嘉義農林学校野球部が甲子園で準優勝を果たした実話を描き、日台共に大ヒットとなった映画「KANO 1931 海の向こうの甲子園」。以前嘉農関連の資料展示が行われていた嘉義県檜意森活村の「KANO故事館」は、残念ながら契約満了のため7月末で閉館してしまいました。
惜しむ声が多かったため、同じく檜意森活村内の文化展示スペース「旧時嘉義館」にて展示が復活。9月7日から再び一般公開されている。野球関連の道具や過去の貴重な写真、昭和7年の卒業証書など当時を偲ぶ品々が集められています。嘉義観光の際には必ず立ち寄りたいスポットです。