台湾の夜を食事とお買い物で終わらせるのはもったいない!せっかくの旅先です。朝から晩までめいっぱい楽しみたいですよね。それなら台湾でしか体験できないショウを見に行ってみませんか?臺北戲棚(Taipei EYE)では、台湾に伝わる伝統的な京劇を鑑賞することができます。ダイナミックなアクロバットも楽しめるエンターテイメント「京劇」の魅力に触れてみましょう。
臺北戲棚(Taipei EYE)は外国人観光客向けに作られた京劇の専用劇場です。公演が行われるのは月火水曜の平日3回と土曜の合計週4回。頻繁に行われているので予定も立てやすいですよ。開演は20時からと遅めに設定されているのも旅行客には嬉しいポイント。食事をした後でゆっくりと鑑賞ができます。
MRT民権西路駅または雙連駅から5分ほど歩くと、台泥大樓(台湾セメントビル)という建物が見えてきます。一見外からでは劇場というよりホテルのような落ち着いた雰囲気です。エントランスを入ると、大理石の壁にシャンデリアという内装でゴージャス感があります。
臺北戲棚で舞台を見る際は余裕を持って会場へ行くのがおすすめ。開場を待つロビーのフロアには舞台に登場する人形が展示されていたり、当日の演目についての内容紹介があるので、ここでちょっとした予習ができます。台湾の祝日に当たる日などは特別にお餅などが振舞われることもあるのだとか。臺北戲棚の歴史が書かれたパンフレットなども用意され、紹介には中国語だけでなく英語、韓国語、日本語の表記があります。解説がきちんと読めるとより理解が深まって舞台を楽しめますよね。
開場は開演の30分前。エレベーター前のドラが鳴ったら開場の時間です。劇場へと向かうお客さんの列に続いて3階へ上がりましょう。劇場のフロアには土産物店があります。かわいい京劇の人形やおもちゃ、中国らしい刺繍の雑貨など、つい欲しくなってしまう商品に思わず目移りしてしまいますよ。開演前は記念のお土産探しをしてはいかがでしょうか。
開演前の楽しみはまだあります。当日舞台に立つ役者さんたちが自らメイクを施して準備をしている風景を見ることができるんです。上演前の姿を見られるなんて貴重な機会ですよね。どんな風にメイクが作られていくのか間近で見学させてもらえます。これは他の劇場では行われていない臺北戲棚だけの特別な企画なのだとか。手際よく化粧を仕上げていく無駄のない動作と鏡を見つめる真剣な表情に見入ってしまいます。
日本でもお馴染みの孫悟空や三蔵法師が登場する演目をはじめ京劇の有名タイトルが月ごとに入れ替わり上演されています。土曜はこれに獅子舞が加わります。京劇は歌やお話のおもしろさはもちろん、表情、衣装などにもご注目を。そして剣や槍を使って舞台を駆け巡るアクションシーンはとても派手!見どころ満載です。オフィシャルHPを見ると向こう3ヶ月ぶんのラインナップが紹介されていますので是非ご覧ください。京劇の他にも雑技や台湾原住民の舞踏や布袋戲(プータイシ)と呼ばれる人形劇がラインナップに加わることもあります。どちらも京劇と並んで台湾で愛されてきた伝統文化です。
平日は1部構成の60分公演ですが、土曜は休憩を挟む2部構成になっています。この休憩時間にはロビーで民族楽器の演奏が行われたり、役者さんの歌や雑技などを間近で鑑賞できます。目の前で披露されるパフォーマンスは舞台を見るのとはまた違った印象です。
役者さんとの記念撮影もできますよ。気軽に声をかけてみましょう。
設備の整った劇場で鑑賞する台湾の伝統芸術。舞台を見るだけでなく役者さんとも触れ合えるお楽しみがいっぱいの臺北戲棚。一度見ると京劇の魅力にハマってしまうかもしれませんよ。一流の役者さんたちによる素晴らしい舞台をご堪能ください。
住所 | 台北市中山北路二段113号 |
TEL | 02-2568-2677 |
公演時間 | 20:00開演(19:30入場)月水金曜は60分公演、土曜は90分公演 |
料金 | 月水金曜は550元、土曜は880元 |
アクセス | MRT民權西路駅出口8から徒歩5分、またはMRT中山國小駅や雙連駅からもアクセス可 |
オフィシャルHP | http://www.taipeieye.com/ja/ |