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台湾映画「台北カフェストーリー」のカフェ、朵朵開咖啡館

第35個故事(台北カフェストーリー)という映画をご存知でしょうか。2010年に公開された蕭雅全(シアオ・ヤーチュアン)監督の台湾映画で、主演は台湾の人気女優グイ・ルンメイ。美人姉妹が台北で始めたカフェを舞台に、そこへ集まる人々とのつながりを描く温かいストーリーです。撮影のために富錦街に作られたカフェは、映画公開の後「朶兒咖啡館」という名前で実際に営業していましたが、2015年に惜しまれながら閉店。同年11月に名前とコンセプトを変え「朵朵開咖啡館」として、内湖に新しくお店が誕生しました。

台湾の若手映画監督たちの縁

台湾映画「台北カフェストーリー」のカフェ「朵朵開咖啡館」

富錦街の前身カフェ「朶兒咖啡館」は作品に登場したままのインテリアを利用し、店内には映画のスチールカットが展示されているなど、映画ファンにとってちょっとした聖地と化していました。内湖に今回オープンした「朵朵開咖啡館」は、以前とは異なる和風テイストのお店に変身。ここはもともと姜秀瓊(チアン・ショウチョン)監督の運営する「珍珠茶屋」というカフェでした。2016年初頭から姜秀瓊監督が海外留学のために店を離れることになり、元々「珍珠茶屋」が好きだったという蕭雅全監督が譲り受けたのだそうです。映画監督同士の縁で生まれたカフェなんですね。物々交換がポイントになっている、「第35個故事(台北カフェストーリー)」のお話を彷彿とさせるエピソードですよね。ちなみに姜秀瓊監督は、永作博美さん主演の映画「さいはてにて-やさしい香りと待ちながら-」の作品で一躍日本でも有名になりました。

台湾のカフェで感じる和の癒し

台湾映画「台北カフェストーリー」のカフェ「朵朵開咖啡館」

朵朵開咖啡館は、元あった日本風カフェ「珍珠茶屋」の雰囲気を生かした作りになっています。店内は畳敷きの座敷エリアとテーブル席エリアの2つに分かれています。モダンな和風建築の中に溶け込む、オシャレだけどほんのりと懐かしさの漂うインテリアは、ところどころにアンティークの家具が置かれているから。のんびりお茶を楽しむにはうってつけの和み系カフェです。内湖エリアでの散歩を楽しんだ後に立ち寄って、長い間おしゃべりしていたくなるような居心地の良さがありますよ。

珈琲メニューと日本茶、台湾茶も楽しめます

台湾映画「台北カフェストーリー」のカフェ「朵朵開咖啡館」

珍珠茶屋時代は主に日本食がメインだったため焼き魚の和定食を始め、ドリンクは日本のほうじ茶、スイーツは抹茶を使ったケーキなど、和風メニューが揃っていました。朵朵開咖啡館では、珍珠茶屋の人気メニューであったほうじ茶や玄米茶、ほうじ茶ミルクティ、そして朶兒咖啡館時代のこだわりコーヒーが揃っています。ハンドドリップのオリジナルブレンドやシングルオリジンの豆まで珈琲通も納得のセレクトです。ケーキはその日によってラインナップが変わります。特にチーズケーキやバナナケーキを注文する人が多いそうです。

朵朵開咖啡館でランチにはパニーニがオススメ

台湾映画「台北カフェストーリー」のカフェ「朵朵開咖啡館」

具がたっぷりのパニーニはランチタイムにお勧め。バジルソースたっぷりのチキンパニーニや、ちょっとピリ辛のツナサンドなどどれもボリューミーでお腹も満足です。二人以上でランチを楽しむならサイドメニューにサラダを加えましょう。こちらもたっぷりの新鮮な野菜が食べられるので女性に好評ですよ。

内湖エリアは台北中心部の外れにありますが、近年は新産業のオフィスビルが密集すると同時に住宅街がどんどん拡大しています。カフェを出ると目の前には碧湖公園。のんびりと散歩を楽しむ、地元の人たち憩いの場所です。そして台湾唯一の戯曲学校、国立台湾戯曲学院があります。学校に併設する碧湖劇場では定期的に京劇や中国雑技の公園が行われています。そしてMRT文徳駅から3つ先の剣南路駅には巨大な観覧車が目印のショッピングモール美麗華百樂園がありますよ。いつもと違う台北を味わうなら内湖エリアを訪れてみましょう。

朵朵開咖啡館

住所台北市内湖区内湖路二段103巷38号
電話番号02-8752-6538
営業時間10:00~21:00
休み火曜日
アクセスMRT文徳駅出口1から徒歩約8分

朵朵開咖啡館カフェ / 行天宮周辺)
昼総合点★★★☆☆ 3.5

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